第6回 実際に教室でデジタルノートをとるには何が必要? Part1
こんにちは! ホロ元です。
今まで0回から6回まとめてきたわけですけど、
・実際に授業or職場or自宅でデジタルノートをとるには、いったいどうすればいい
というテーマでやっていきたいと思います。
このブログの記事は、私ホロ元が実際に授業でとったノートを参考にまとめているのですが
ホロ元は一体どのようにデジタルノートをとれるようになったか、そのトラブルを交えて紹介します。
・大学にはいりデジタルノートで取り出した
上の画像はたまたま、引き出しにあった中学時代の私のノートです。
学習障害を持つホロ元は一生懸命書いてもこの汚さで、少し見にくいのですが、よく見ると50分の一つの授業で半ページもかけていないことがわかります。
ホロ元はこれでも頑張っていたのです。( ;∀;)
高校でもこのような感じで、ずっと「自分でも読み返せる程度のきれいな字を書けない」ことが悩みでした。
そこで、大学に入りデジタルノートテイクを始めたのでした。
・デジタルノートをとるうえで準備したこと
(環境編)
ホロ元が実際にノートパソコンを持ち込んで、デジタルノートを取り出す前にはいくつかの準備をしました。
・受ける講義の先生に許可をとる。
最初の難関はこれでした。
大学では講義によって先生がわかるので、一人ひとり許可を取りました。
・①理解のある先生から先に許可をとる。
そのうえで、「PCでやるなんてキータッチの音がうるさいだろう」「数式は?間に合うわけないでしょ」など最初は許可をくれない先生もいました。
そこで、まずは自分の特徴を理解してくれる先生から許可を取り、その先生の講義でデジタルノートをとり、実績を作ってから「先生!これを見てください」
と実際に取ったノートや数式を見せました。
そうすることで、最後まで完全に納得はしていない表情なものの「まぁいいでしょう」と許可をくれました。
・②デジタルノートのメリットを明確に示す。
デジタルノートを取りたいと思った方は、紙ではなくデジタルであることに何かしらのメリットを感じているからかと思います。
・字がきれいに書ける ・ノートを忘れることがない
私の場合は上の二点をアピールしました。
「字が書くのが苦手です。講義についていけません。ですがタイピングは得意なので認めていただけるだけで、ついていくことができます。」
と、いう感じに伝えました。
・③ノート提出や、試験などを確認する。
大学だけでなく学校の試験というものは、ノートを持ち込み可能にしている場合もあります。
また、ノートを提出する機会もあります。
デジタルノートの場合、さすがにPCやタブレットを提出することができませんので、必ず最初に対策を考える必要があります。
ホロ元は、次のようにしました。
☆ノート持ち込み可能な試験は前日までにノートを印刷して、先生にチェックしてもらいそれを当日使用する。
□ノートの提出は、時間までにメールで提出する。またはUSBそのものを提出する。
☆は、ほとんどすべての先生が許可をしてくれました。 一部「自分で書いたもの以外認めない」という先生もいましたが、実際に自分で打ち込んだものであると事前に見せていたため、試験当日はプリントアウトしたものを使用できました。
□は、提出用のUSB(コンビニで売っている一番容量の小さい8GB)を用意して、提出用としていましたが、大学でしたので、事前にメールで提出してUSBを使うことはほとんどありませんでした。
小中高校は、学校内にネットワークがない場合が多いと思うので、USBメモリーを用意するのがいいと思います。
・座る場所をできるだけ前にする。
みんなが紙のノートをとっている中一人パソコンをいじっていたので、当然周りの学生からの注目を浴びることになります。
そのため、ほかの人から「遊んでいる」と誤解される前に、自分から「ノートだぜぃ」とアピールすることにしました。
大学では講義ごとに座る場所は自由なので、前に座ることであえてパソコンの画面を周りの人に見えるようにすることで、勉強していると無言の主張をしていました。
また、一部の座席固定の講義も事前に先生に話をして、前に座席を指定してもらっていました。
後ろに座ることには反感を持たれることはあっても、前に座ることは多くの先生が許可してくれると思います。
・自分の味方を付ける。
先生からの許可を得ることができたら、次は友人を味方に付けましょう。
ホロ元の場合いつも一緒に講義を受ける友人がいたので、その友人にはすべてを話して理解をしてもらいました。
今回は実際に教室でデジタルノートをとるためにホロ元が行った環境面の準備を挙げましたが、次回は実際に使うテクノロジーについて紹介できればと思います。
近年では障害者差別解消(リンクは内閣府のパンフレット)が施行され、合理的配慮を求めることができます。
パンフレットによれば「障害者手帳の有無によらず、社会の中にあるバリアによって、日常生活や社会生活に相当な制限を受けている人」が対象です。
「(前略)会社や事業所に対して(中略)負担が重すぎない範囲で対応することを求めることができる」
ともあり、自分での準備は必要ですが、高速などで激しくパソコンやタブレットが制限される小中高でも利用できる可能性があります。
デジタルノートが学びの困難の解消につながれば、とホロ元は考えています。
もちろんデジタルノートだけでなく、ほかのテクノロジーもですがね。
次回は、「パソコンやタブレット、その他周辺機器」などについてまとめることができれば
と思っています。