知識なしの初心者がHololensを手にして変わった一年
こんにちは!
ホロ元です。
しばらくアルバイトや勉強会などで更新できていませんでした。
今日はHololens Abentカレンダーに合わせて記事を書きます。
『知識なしの初心者がHololensを手にして変わったこと』としてまとめてみます。
ホロ元がMicrosoft Hololensを手にしたのは年始のこと、東京を大寒波が襲った日でした。
Microsoftの公式サイトから注文して即発注が行われたものの雪のため倉庫どまりとなっていました。
大学の講義終わりに即直接倉庫まで取りに行って雪が解け、氷となった地面で滑って落とさないように慎重に持って帰った思い出があります。
その日から約一年、私の生活は大きく変わりました。
12月ということでここでそれをまとめたいと思います。
1年前
私はHololens界では珍しく(私以外にいるのかな?)事前知識0から始めました。
プログラミングも開発環境であるUnityも、触ったことがないどころか『開発』に関して全くというほど知識はありませんでした。
どんな言語、開発環境があって何が必要なのかすら知りませんでした。
Hololensを買う→遊ぶ
何しろ知識がなかった私はHololens実機を手に入れてすぐに何ができるというわけでもなく、2か月ほどはHololensで遊びまくりました。
- Robo Rido
私が最初に遊んだHololensアプリがこれでした。
これは現実の部屋の壁を壊して侵入してくる昆虫型ロボットの攻撃をかわしながらビームを放ち撃ち落とすというシューティングゲームです。
Hololensは視野角(ホログラムを見ることができる範囲)が小さいことで有名ですが、視野角外にあるホログラムも◀や▶のマークとSpatial Sound(空間音響)によって「見えないけど敵がどこにいるかわかる」というニュータイプ的な体験をすることができました。
- Zooo
次に遊んだアプリがこれで、自分の部屋の中で実物大の動物を見ることができます。
このアプリの面白いところが現実空間を認識することによってキリン、トリケラトプス、ティラノサウルスなどの大型動物を出したときに部屋が壊れる演出がある点です。
これによってその動物が「この部屋に本当にいるんだ」という気持ちを高めてくれます。
上記の二つは有名なアプリでHololensを持っている人は体験したことがないといってもいいほどで、Hololensを代表するアプリです。
どれもHololensの視野角の小ささというハードウェアの短所をソフトウェアで補っているように感じました。
自分のアプリを作る前に視野角が大きなポイントとなると気が付けたことは「遊んでいたあの二か月は十分いい時間だったな」と思えます。
初めてのアプリ開発 そしてガチラボ
私はMicrosoft公式のHololensチュートリアルであるAcademyで最初勉強をしていました。
ところがこのチュートリアル…後々知ったのですが結構情報が古いとのこと。
事前知識が0な私は「なぜ?どうして公式と同じ手順でやってるのに[error]が出るの?」
と半分嫌になっていました。
いやぁ、よくよく考えればいろいろなVersionが違ったんですね!
そして夏、熊本へ帰省した際Hololens Meetup 熊本、ガチラボに参加しました。
これが私の力になったことは間違いありません。
そもそもガチラボとは、ガチ本さん(藤本賢志(ガチ本) @sotongshi)によるガチ勢育成勉強会です。
その目的は「熊本を盛り上げたい!」
そこではHololens開発の便利な道具であるMRTK(Mixed Reality Toolkit)の使い方などを教えてもらいました。
少人数だったため経験0の私でもバンバン質問バンバン答えてくれとても力になりました。
最近ではこの勉強会のため熊本に帰省したこともあります。
ガチラボ のために来てくれてありがとう😊 https://t.co/bg1LOHQOXK
— 藤本賢志(ガチ本) (@sotongshi) 2018年11月21日
またイベントでお会いするホロモンさんという方が書いている「MRが楽しい」というブログも参考にして、とりあえず私の最初のアプリを作ってみました。
これはMMDと呼ばれるインターネット上の有志が作成した3Dデータを用いたもので、実際に私が手を入れた部分は最初のメニューの実装と音やモデル、動きなどのすでにあるデータを導入すること、そしてHololens特有の機能である空間音響と空間マップ、ジェスチャー入力を導入したことです。
これだけでも、Hololensは素晴らしいと思えました。
だって好きなキャラクターが実物大で、踊って歌ってくれるんですよ!
これで感じたことは
空間音響に関し
・Hololens×音楽コンテンツは相性いいのでは?
・ダンスを教えてくるアプリは面白いかも
・かわええ
対して問題点だと思ったことが
・HololensのアプリとしてはMMDは重たい(これが現実が見えないVRだったとしたら完全に酔う)
・当然だがMMDはいろいろな問題から個人用としてしか使えないため3Dモデルを作れるようになる必要がある。
・実物大はやはりかわいいが、視野角の問題から見えにくい
とりあえず何か作ってみることでものの見方ががらりと変わりました。
Everyday Hololens
それからという日々可能な限りHololensと時間を共にしてHololensの使い方を考えました。
久々の吹奏楽団に顔出してきました。
— ホロ元·Asahi·Sumire (@URqK77hwuGvArSr) 2018年11月24日
ところが楽譜が一枚しかないと
こんな時こそ #Hololens officelensで楽譜を画像にしてARで表示!
音に関しては初見っていうのと頭に直接つけているのでっていうのと演奏としては聞くに堪えませんが…なかなかHololensの使い方としてはいい感じ! #吹奏楽 pic.twitter.com/HnzKsPp0jS
これはHololensがスマホなどと違い頭に着ける=手が使えるxR機器であることに着目して楽譜を表示させてみたことで、楽譜が何かの原因で倒れてしまうこともなければめくる必要もない(空間に張り付けておく)です。
特にアプリを使ったわけではなく、スマホのofficelensを用いて楽譜をとり、メールでHololensに転送してフォトの「Mixed Reality空間に配置する」で張り付けただけです。
とりあえず記事が長くなってしまったので今回はここまでで続きは次回(またアドベント登録しておこう)
技術的な記事ではありませんが 知識0でもHololensできるんだってことを広めたいです。
では!